2018年度の当社行動指針をお知らせします。

第一に「遠慮近憂(えんりょきんゆう)」です。

企業はその時々に合わせ、変化し続けることによって生き長らえます。
それは「遠い先のことを慮り行動しないと、必ず近き憂い有り」と言って、
あらゆる事態を想定して対策をたてておかないと、
近い内に必ず困ったことが起きるということです。
それでは、私達は何をすれば良いのでしょうか?
「やるべきこと」と「できること」を行動に移すことです。
「やるべきこと」とは、「今の環境で自分の果たすべき役割」、
「できること」とは「今の自分の経験や能力から実行可能なこと」です。

第二に「磨穿鉄硯(ませんてっけん)」です。

鉄でできた硯を穴が開くまで磨り、できた墨を使って猛勉強をした末に、官吏の登用試験に見事合格を果たしたという故事から来ています。
官吏に合格するには三千倍の競争率が有り、十浪や二十浪は当たり前の難関中の難関、超難関の試験だったそうです。
このように強い意志をもち続け、物事を達成するまで変えない事の例えとして言っています。

第三に「小事徹底(しょうじてってい)」です。

デール・カーネギーさんや松下幸之助さんのような古今東西の偉人たちは「小事」の重要性を説きます。
大事は誰でも一生懸命に取り組むが、小事は軽んじて一生懸命に取り組まない。
だから、小事を一生懸命に取り組む人は、大事はさらに一生懸命に取り組むと言うのです。
大事は小事のあとからやってきます。

以上のように、「遠慮近憂」で「やるべきこと」と「できること」を行動(こうどう)に移し、
「磨穿鉄硯」で強い意志を持ち続け、「小事徹底」で小さな事ほど懸命に取り組み、
当社の経営理念、「社員の倖せ、顧客の倖せ、社会の倖せ」を達成すべく邁進しましょう。

ISOの七原則より 

1. 顧客重視  2.リーダーシップ  3. 人々の積極的参加  4. プロセスアプローチ
5. 改善    6. 客観的事実に基づく意思決定   7. 関係性管理