山形大学の教育学部の学生より卒業論文のテーマとして女性活躍推進を取り上げたため、女性活躍推進に力を入れている弊社に対して取材申込があり、WLBの3名で取材をお受けしました。

女性活躍の推進にあたって、以下の内容の質問に答えました。

 

【女性が活躍できる職場づくり】

  • 制度導入の背景
  • 実際の取り組み
  • 定着・継続の工夫
  • 効果と変化
  • 今後の課題・展望

 

『女性』と『若者』といった視点から、弊社で行っている女性が活躍するうえで必要な取り組みや、女性社員のキャリアアップによる意識の変化などをお伝えしました。

 

【具体的な質問内容と回答】

  • 制度導入の背景

・女性が働き続けるうえで当初どのような課題があったか(認定取得のきっかけになった課題や社内の声)

→我々3人が入社した時点で既に制度が整っていたが、新卒の女性社員が増えてきたこともあり、より働きやすい環境が作れないかという意見が出てきた。

・地方の中小企業として女性の働き方に関する課題をどのように感じているか

→どうしても都会や大手の企業比べると人手や資金、設備が足りないため、限られた経営資源の中でいかに働きやすい環境をつくれるか、考えて実践できるかが大切。

 

  • 実際の取り組み

・女性社員のキャリア支援や働きやすさのために、どのような取り組みをしているか

→生理休暇、子の看護休暇、時短勤務などを導入している。

・実際に導入した制度や取り組みの中で特に効果を感じているものは何か

→上記で挙げた制度は全て効果を高く実感している。

子育てをしながらでも働きやすい職場環境になっていると思う。

・取り組みを始める際に苦労した点や工夫した点はあるか

→子供がいると保育園・幼稚園のお迎えや看病などで仕事を途中で抜ける、休みをいただくということが発生するため、今いる社員たちでどのようにフォローするかは常に工夫している。

 

  • 定着・継続の工夫

・制度を継続させるうえで意識していることや大切にしていることは何か

→役職が上の社員が積極的に制度を利用することで、若い社員が制度を利用しやすくすることを意識している。

 

  • 効果と変化

・取り組みを通じて女性社員の働き方やキャリア意識にどんな変化があったか

→より上の役職を目指して仕事に取り組むようになった。向上心が芽生えた。

・取り組みの結果として社内にどのような変化があったか(女性の定着率・管理職比率・社内の雰囲気など)

→もともと仲が良く雰囲気の良い職場ではあったが、制度導入により女性同士の結束力がさらに強まったと思う。

女性特有の悩みについて、先輩や上長に相談しやすくなった。

・『女性が働きやすくなった』と感じる具体的な場面はあるか

→制度の導入により、男性社員からの理解を得やすくなった。

・認定を受けたことで採用や地域からの評価に影響はあるか

→地元の高校に求人票の説明に行く時に、先生から良い反応をいただけることが多い。

求人票やホームページの情報から「働きやすそうと思った」と、職場見学や実際に応募

してくれる生徒さんが増えた。

 

  • 今後の課題・展望

・これから解決すべき課題は何か

→現時点では明確な課題は見えていないが、社会や時代が変わっていくように働きやすさとはなにか、何をもって女性活躍というか、ということも将来変わっていくと思う。時代の波に取り残されないように日々情報を集め、意見に耳を傾けていきたい。

・今後より女性が働き続けやすくするために目指していることはあるか

→若い世代の意見を柔軟に取り入れていく。

「私たちの時はこうだったから」と古い考えを押し付けない。

・若い世代の女性(新卒など)に対して期待していることはあるか

→「こうしたほうがもっと働きやすいと思う」「この方が働きやすい職場になるのではないか」という考えを自分の中だけにとどめず、積極的に上の人達に意見してほしい。

一緒に女性の働きやすい職場を作っていきましょう!

 

弊社としても、女性活躍に対してより深く考えるいい機会となりました。

これからも、女性が活躍でき、働きやすい職場づくりに力をいれていきたいと思います。

 

 

文責:和田 晴奈